先輩の声 VOICE

私は20歳からリラクゼーションの仕事一筋ですが、スキルアップの為に45歳で鍼灸師免許を取得しました。

学生時代は、昼間にリラクゼーションのお店での施術しながら夜間部での勉強と、仕事と勉強の両立はとても大変でしたが、個性豊かなクラスメイト達と笑いの絶えない充実した3年間でした。卒業してからも定期的に集まっています。

卒業後、鍼灸整骨院で勤務しました。しかし教えてもらえる環境は無く、卒業したてのスキルで先生と呼ばれながら鍼を打つのは緊張とプレッシャーの日々でした。その中で大切にしていた事は．．．リラクゼーションの仕事で大切にしていた「寄り添い」です。

患者の方のお名前を呼ぶ時も必ず顔を見て、一呼吸置いてお呼びし、ご案内しています。

治療のスペースは患者の方との一対一。そこを安心できるスペースにしなければなりません。表情、声の掛け方、話の聞き方、タオルの掛け方、触れ方、学校での臨床実習でも何度も言われてきましたが、臨床経験の少ない私にまず出来る事は「寄り添い」からでした。