先輩の声 VOICE

私は今、坂出市立病院で臨床実習指導者をしています。指導者になろうと思ったきっかけは、実習生にとって実習しやすい環境を作りたい、教えることで自分自身も成長したいと考えたからです。看護師歴が長くなるにつれて、学生時代に得た知識は薄れてしまいそうになります。また一人の患者さんについて個別的な看護計画を立案し実施するという過程は、看護師になってからも大切なことであり、忘れてはいけないことだと改めて気付かされます。実習生一人一人の考え方や感じ方を知ることは、私にとって良い刺激になっています。

現在は、新型コロナウイルス感染症の影響で実習生を受け入れられなかったり、実習を実施できてもかなり制限されることがほとんどです。この状況下でいかに実習を充実させてあげられるかが、私たち指導者の現在の課題です。坂出市立病院で実習できてよかった、将来就職したいと思ってもらえるよう日々努力したいと思います。