授業訪問「2・3年生合同ゼミ【早期体験実習に向けて】」
作業療法学科では、9月から始まる2年生の早期体験実習に向けて、2・3年生合同ゼミを実施しました。今回のテーマは、『早期体験実習を100倍有意義にするために』です。
昨年度に実習を経験した3年生が、自身の経験をもとに2年生へアドバイスを送りました。
2年生は、事前学習として実習に対する不安を一人ひとり書き出しました。
最初は「手順を覚えられるだろうか」、「患者さんとうまく話せるだろうか」など、漠然とした不安が多く聞かれました。
その後、それぞれの不安を「知識」「技術」「態度・コミュニケーション」の視点から整理し、自分に必要な準備を考えました。さらに、「3年生の体験談を聞く」「疑問を具体的な質問に変える」「実習までの目標を明確にする」という目標をもって合同ゼミに臨みました。
当日は4グループに分かれ、
3年生が
「実習前にやっておけば良かったこと」
「初日に緊張したこと」
「実際に失敗したこと」
「指導者から評価される学生の特徴」
「持って行くと便利なもの」など、自身の経験を交えながら率直に話しをしていました。


成功体験だけでなく失敗談も共有されたことで、教員からの説明だけでは伝わりにくい、実習現場のリアルな様子を知る貴重な機会となりました。
ゼミ終了後、2年生からは
「先輩たちと話して具体的な話が聞けて少し安心した」
「先輩たちのノートを見て、自分も書けるようになれるか不安になったけれど、今のうちから練習しようと思った」
といった前向きな感想が聞かれました。
不安を抱えたまま実習を迎えるのではなく、「何を準備すればよいのか」が明確になった時間となったようです。
一方、3年生にとっても、自分自身の実習を振り返り、後輩へ自分の言葉で経験を伝えることで、10月から始まる長期臨床実習への意識を高める機会となりました。

不安があるからこそ、人は準備し、成長できます。
目の前の患者さんと真摯に向き合い、仲間や指導者から多くを学び、自分自身の可能性を大きく広げる実習にしてほしいと願っています。