授業訪問「経絡経穴刺鍼Ⅱ」
鍼灸
2025年11月20日(木)
鍼灸マッサージ学科・鍼灸学科2年生「経絡経穴刺鍼Ⅱ」を紹介します。
東洋医学の基本である経絡と経穴を体系的に学び、鍼と灸の基本的な技術を習得することを目的に授業を行っています。


授業では、経絡の流れである流注(るちゅう)をペアの身体に実際に描き込み、主要なツボ(経穴)を取る練習を行います。身体の構造を視覚的にとらえ取穴することで、経絡のつながりやツボの正確な位置を感覚的に理解できるようになります。
身体には沢山のツボがありますが、その中でも特に大切なのが「要穴(ようけつ)」です。
要穴とは、ツボの中でも身体の働きを整える“スイッチ”のようなポイントで、症状の改善や全身の調整に関わっています。授業では、これらの要穴を中心に取穴や刺鍼の練習を行っています。
今回は第6回目の授業で、足の胃経・胆経・膀胱経を中心に学習を進めました。学生たちは経絡の流れを確認しながら、身体にラインを描き、主要な経穴の位置を一つひとつ丁寧に取っていきました。



また、毎回行っている灸の練習では、一定の時間内に壮数を決めて踵(かかと)にお灸を据え、安定した技術と集中力を身につけています。


この授業を通して、学生たちは経絡と経穴の位置を正確に取る力を身につけ、臨床での実践に活かせる基礎的な刺鍼・施灸の技術を確実に習得しています。

