国立療養所 大島青松園見学学習
看護
毎年、初夏のこの時期に看護学科2年生は大島青松園の見学学習を行います。
今年も5月初旬からハンセン病やその歴史について学習を重ね、6月9日(火)には大島青松園の施設見学に行ってきました。事前の学習と大島青松園の見学で得た学びを、6月22日(月)に発表会で共有しました。
施設見学では、最初に社会交流会館で学芸員の方からハンセン病の歴史や島での暮らしについて詳しい説明を受けました。ハンセン病に対する偏見や差別の実際、そしてその中でも楽しみや生きがいを見つけながら、一生懸命生きてこられた入所者の方々の姿を知ることができました。



その後、看護師や義肢装具士の方々から、ハンセン病回復者の後遺症に対する看護や、後遺症による生活の不便さを解消する義肢や装具についてお話しいただきました。また、自助具などの実物を見ながら様々な生活の工夫を教えていただきました。


また、火葬場、納骨堂、島全体のジオラマなども見学し、制限された過去の厳しい生活環境に思いを馳せるとともに、大島の美しい風景にも触れることができました。


見学学習後の発表会では、事前学習で視聴した映画や文献から感じたことや、現地での学びをグループでまとめ、発表を行いました。


学びの共有を通じて、学生たちは医療職者に求められる倫理観について考えることができました。将来の看護職者として患者の方の尊厳をまもり、偏見のない医療を提供することの重要性を深く理解する貴重な機会となりました。