あん摩マッサージ指圧総合実技審査
鍼灸
11月27日、鍼灸マッサージ学科3年生を対象に、「あん摩マッサージ指圧総合実技審査」 を実施しました。
今年度は例年とは実施内容を変更し、
① 頸肩背部
② 臀部・下肢
③ 腰背部
の 3部位の施術 を評価する形式で行いました。

審査は、これまで3年間あん摩マッサージ指圧の授業を行ってきた実技室で実施しました。
3年生となり、学内外のさまざまな審査を経験してきた学生たちですが、教員に直接施術する機会は意外と少なく、開始前は緊張した表情が多く見られました。


しかし、審査が始まると、どの学生も集中して施術に取り組めていたのが印象的でした。
ブースによっては笑い声が聞こえる場面もあり、緊張の中でも落ち着いてコミュニケーションが取れていたように感じます。
施術中のコミュニケーションは、
• 圧の強弱の確認
• 違和感や痛みの有無の確認
• 体の状態の確認及び説明
などを行う、信頼関係を築くために大切な要素です。
その一方で、会話に気を取られすぎて手技が疎かにならないようすることも重要です。


あん摩マッサージ指圧の手技は定量化が難しく、どうしても受け手の主観による評価が中心となります。
それでも、基本となる技術は卒業後にとても重要なものであり、審査後には良かった点・改善点を丁寧にフィードバックしました。

これにて今年度の実技審査はすべて終了となります。
今回の結果を活かし、今後の授業や実習をさらに充実させていきましょう。
学生生活もいよいよ残りわずかです。
悔いのないよう、最後まで全力で取り組んでいきましょう。