消防士からまなぶ「家庭の日常に潜む危険と初期対応」
看護
2025年10月20日(月)
看護学科4年生を対象とした「くらしの中の医療」の講義の一環として、丸亀市消防本部救急救命士の髙田氏をお招きし、「家庭の日常に潜む危険と初期対応」をテーマに、消防士の業務や地域での役割についてお話しいただきました。
前半は、「消防士の職務や地域における役割」、「高齢者の骨折」について講義いただきました。


後半のグループワークでは、学生が「訪問看護師として訪問先で遭遇する危険」や「救急隊として行える処置や観察情報」などをテーマに意見交換し、発表を行いました。

学生からは、
「1年生の時に消防署へ訪問し、救急処置を体験したことを思い出した」
「実際の現場では看護師と消防士が関わる機会は少ないと思っていたが、近い存在であることを実感した」
「クラッシュシンドローム※では、すぐに動かさず医師に確認が必要な理由を学び、危険性を理解できた」といった感想が聞かれました。
※クラッシュシンドローム:挫滅症候群、重いものに長時間挟まれて筋肉が損傷し、圧迫から解放された後に、筋肉から放出された有害物質が全身に広がり損害を及ぼす病態のこと
また、「LIVE119」などの救急通報システムの活用方法や、消防署の適正利用についても理解を深め、地域の安全を支える医療・救急の連携について考える貴重な機会となりました。