点滴静脈内注射の演習
看護
2025年10月24日(金)
看護学科では、毎年秋に輸液ポンプ・シリンジポンプの演習を行っています。今年度も医療総合機器メーカー「株式会社トップ」のご協力を頂き、2・4年生が演習を行いました。
まず講義で医療機器に関連する法的な事柄、輸液ポンプとシリンジポンプの仕組みと基本的な使い方、トラブルシューティングなどを学習しました。薬剤投与におけるミスは重大なインシデントに繋がること、医療機器への過信は思わぬ事態を招きかねないことなど、講師の先生から丁寧に教えていただきました。


後半の演習では「株式会社トップ」のスタッフの方の指導のもと、学生全員が基本的な操作や設定の仕方、アラーム時の対応の仕方、三方活栓※からの静脈内注射を経験しました。
※三方活栓:輸液療法や点滴などの際に薬液の流路を3つのルート(患者、点滴バッグ、シリンジなど)で調整・管理するための医療機器


演習の最後には学生による技術のデモンストレーションとリフレクション※を行いましたが、どのグループも指差し・声出しをしながら輸液ポンプの操作ができるようになりました。
真剣かつ熱心に、グループごとに楽しそうに演習をする姿が印象的でした。
リフレクション:自分の経験を振り返り、行動や思考を見つめ直して改善へつなげていくプロセス
2年生はまもなく基礎看護学実習Ⅱが始まります。学内での学びをふまえ、積極的に実習に臨んでくれるよう応援しています。