褥瘡(じょくそう)処置演習
看護
2025年10月23日(木)
「基礎看護技術論Ⅲ」では、看護学科1年生が褥瘡(じょくそう)処置の技術演習を行いました。
褥瘡とは、同じ部分に長時間圧力がかかることで、皮膚やその下の組織が傷つく状態をいいます。寝たきりの方や、体を動かすことが難しい方のおしり・かかと・背中などにできやすいのが特徴です。
授業では、教員がまず処置の方法を説明し、デモンストレーションを行いました。
処置を担当する看護師が技術に集中できるよう、サポートの看護師は患者さんの表情や顔色を観察しながら、「気分は悪くないですか?」と声をかけるなどの配慮を行ないます。

デモンストレーションの後は、学生が実際に演習を行いました。



褥瘡処置では「ぬるま湯」を使用するため、ベッド周囲や寝衣が濡れないように注意しなければなりません。また、痛みを伴うこともあるため、丁寧な技術と優しい対応が求められます。
1年生は、まだ技術の習得段階ですが、練習を重ねることで確実な手技の習得に加えて患者さんへの思いやりある看護ができるようになっていきますよ。
一緒に頑張っていきましょう。