くらしの中の医療「くらしの中で考える死」
看護
2025年9月24日(水)
皆さんは終活していますか?
今回は看護学科の4年生を対象に、「くらしの中で考える死」をテーマに、木村奈美先生(終活ノオト・きむらなみ)に終活についてお話しいただきました。


“終活”とは、人生の終焉を考えることを通じて自分をみつめ、今をよりよく自分らしく生きる活動を指します。
終活と聞くと、まだまだ先でいいでしょと思う方もいらっしゃると思います。しかし木村先生は、現役世代の元気なうちに終活を始めてもらいたいと話されていました。
それは終末期の患者の約70%で意思決定が不可能だと言われているためです。
授業の後半では、『もしバナゲーム』を行いました。『もしバナゲーム』とは、もしものことを気軽に話し合えるカードゲームです。


『もしもあなたが余命半年だったら、最期を迎えるまでに何を大切に生きますか?』
学生たちは真剣に自分と向き合いながら、ゲームを進めていました。


ゲームが終わったあと、木村先生から『もしバナゲーム』をすることで“人はそれぞれ自分と違う価値観をもっていること” “考えることで心の揺らぎが起こること”に気付くことが大切であると教えてくださいました。
命あるものは必ず限りがあります。有限である時間を自分らしく生きるために、出来ることから行動していきましょう。