学術大会で学生がポスター発表を行いました。
東京都北区にある「北とぴあ」で開催された(公社)東洋療法学校協会学術大会にて、学生学術研究班の鍼灸マッサージ学科1年生2名が、「鍼灸治療助成制度の地域差とその制度の課題点」というテーマでポスター発表を行ってきました。

この学術大会は今年で46回目を迎える伝統ある学術大会で、本校からは今年で16回目の参加となります。また、広島大学医学部 客員准教授 宮川 浩也 先生による「鍼灸治療は、心の持ち方で、レベルアップする」、北里研究所病院漢方鍼灸治療センター センター長 星野 卓之 先生による「臨床に活かす!伝統医学の証(パターン)別コミュニケーション術」の2講演も行われました。

ポスター発表では協会に加盟する44校の学生や教員が参加し、活発なディスカッションが行われました。
このポスター発表は、学生が主体となり春から研究プランを立案、県内外の関係する方々にインタビューを実施、夏季休業中もデータを分析し、大会前日までかかってまとめ上げた努力の成果です。

ある程度の予想はしていましたが、調査の結果、自治体ごとの制度導入状況や助成制度には大きな差があり、地域によって受けられる支援に公正でないと感じる程の偏りが存在することが分かりました。
また学生らは制度の導入や維持に尽力されている地元鍼灸師から直接お話を伺うことができ、制度を利用し少しでも多くの方に鍼灸を受療してもらい、地域住民の健康増進に寄与したいという先生方の熱い想いを感じたのではないかと思います。
ギャラリーからはたくさんの質問がありましたが、一つひとつ落ち着いて応対することができていました。特に社会人経験のある学生からの注目度が高かったという印象です。


ある「あはき師」養成校の学校長からは「近い将来、開業を目指す学生さんにとって大変有意義な興味深い内容の発表だと思います。是非これからも研究活動を継続して下さい。」という温かい激励の言葉を頂戴しました。
同研究にご協力頂いた全ての方に、心より感謝申し上げます。
来年も東京での開催となります。今回の経験を活かし、より良い研究発表ができるよう研鑽を積んでもらいたいと思います。お疲れさまでした。