異学年合同授業
看護
2025年9月26日(金)
看護学科では、1年生と4年生が一緒に学ぶ授業をカリキュラムに取り入れています。
1年生は「連携と協働の演習Ⅰ」、4年生は「連携と協働の演習Ⅳ」として、同じ事例を用いて病気や看護、患者さんの気持ちについて考え、声かけの演習を行います。授業は全3回で、1年生にとっては基礎看護学実習に向けた準備も兼ねています。
1回目の授業では、緊張気味の1年生に、4年生が「初めまして」と声をかけます。臨地実習を経験した4年生は、コミュニケーションの取り方も堂々としています。


2回目は実習室で行いました。
「肺炎で呼吸が苦しいから、頭を少し上げますね。」
「熱を測ります。今一番つらいところはどこですか?昨日と比べて体調はいかがですか?」
といった優しい声かけをしながら、患者役の学生に安楽な体位に整える理由を説明したり、症状の観察を行ったりしました。



演習後は教室に戻って振り返りを行います。演習中の様子は動画に撮影しており、その映像を使って振り返ることで更に理解が深まります。4年生の姿に、1年生は憧れのまなざしを向けていました。


最終回は、臨地実習と同じようにカンファレンスやまとめの会を実施しました。4年生は経験豊富で落ち着いて進められますが、1年生は初めての経験で少し戸惑いながらも、4年生から「頑張って」「大丈夫、大丈夫」と励まされ、無事にやり遂げることができました。


11月からは、4年生は統合実習、1年生は看護学実習Ⅰが始まります。両学年とも自信を持って実習に臨んでくださいね。