3学年合同授業 症例報告会
鍼灸
2025年9月24日(水)
年に一度、3学年が一堂に揃って「症例報告会」を行ないます。
3年生は、臨床実習で施術をした患者の方を対象に、どのように診察して病態を導き出したのか、その病態に対してどのように施術を行ない、効果を得たのか、グループごとに一連の流れを考察し発表します。


1・2年生は、その発表を聞き、疑問点を3年生に質問し、来年以降の臨床実習に向けてイメージを膨らませます。



医療面接、徒手検査、脈診、腹診、舌診、病態把握、証立て、施術方針、選穴、効果判定、評価などなど・・・他にも患者の方の誘導やホスピタリティーなどすることがたくさんあります。
たった90分という時間の中で、
しないといけないこと、考えないといけないことが、
その時の状況によって変わり、対応しないといけない・・・
その対応はすべてが完璧ではない。
だからこそ、この症例報告会では、自分たちが臨床実習で経験したことを振り返り、改善できることを探し考察します。
また、他の学生からの質問を受けることによって、自分たちでは気付けなかったことを気付くことができます。始まる前には「質問されたら嫌だ・・・」という声も聞こえていました。
質問は「責められているネガティブな意見」ではなく、「自分が成長できるキッカケとなるポジティブな意見」です。
自分の受け取り方、自分の気持ち次第でプラスにもマイナスにも働きます。
鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師を目指している学生が、
今回の授業を通して、何かに気付き、知識向上やスキルアップなど前向きな行動に変わり、成長していく。
そういった変化が【患者の方の笑顔】に繋がると思います。


3年生は、国家試験まであと148日。(9/26現在)
1日1日を大切に、授業も実習もすべてが基礎となります。
良い春を迎えるために、一緒に頑張りましょう!!
