実習前オリエンテーションin 香川短期大学
四国医療専門学校は、2025年5月2日に香川短期大学と相互の教育・研究の進展と地域社会の発展に資することを目的に教育連携に関する協定書を締結いたしました。
看護学科3年生は、この協定に基づき香川短期大学の入浴実習室と介護実習室にて、老年看護学実習および地域・在宅看護論実習に向けた実習前オリエンテーションを実施しました。
学生たちは、特殊浴槽への移動や入浴用ストレッチャーへの移乗方法、浴槽操作を実際に体験。「すごい!こんな設備があるんだ!」と驚きの声が上がっていました。




さらに、電動ベッドからスライディングボードを用いて車椅子へ移乗する練習では、「楽にできる」「私たちでも簡単に使える」と学生たちの実習への意欲が高まっている様子がうかがえました。



また、栄養管理コースや食品栄養コースを持つ香川短期大学には、食べ物を対象者の口に運ぶ「自助具」がたくさんあり、これらも学生に紹介しました。自助具とは、麻痺や関節の動きに制限がある方でも、自分で食事を楽しくとれるよう工夫された道具のことです。学生たちは、日常生活の工夫や支援の大切さを学びました。



「視力が悪ければ眼鏡やコンタクトレンズを使うように、身体の機能が低下すればその人に合った道具を使うのが当たり前になる。」医療の奥深さを感じられる貴重なオリエンテーションとなりました。
今回のオリエンテーションを通じて、学生たちは新しい設備や技術に触れるだけでなく、患者さん一人ひとりに寄り添う看護の本質を学ぶことができました。香川短期大学との教育連携により、より実践的で質の高い学習環境が実現し、未来の看護師として必要な知識と技術、そして心構えを身につける貴重な機会となりました。
このような連携を通じて、地域医療に貢献できる看護師の育成をさらに推進してまいります。