基礎看護技術「寝衣交換」実技試験
看護
2025年7月1日(火)
看護学科1年生では基礎看護技術論の授業があります。この科目は、活動・休息や清潔、食事や排泄など、基礎看護技術の習得を目指すものです。
今回は、清潔の分野における基礎看護技術、「寝衣交換」の実技試験を行ないました。この試験は、授業で習った寝衣交換の技術や看護における安全管理の原理原則が行えていることを確認するためのものです。


「片麻痺がある患者の寝衣交換」という設定で、数週間前から演習の時間や放課後に練習を重ねてきました。左右どちらに麻痺があるかは、試験開始時に試験監督の教員が指定します。それを聞いて、学生は寝衣交換をどのように行なうかを考えて実技試験に臨みます。試験後には「うまくいった」と練習の成果が出せた学生もいれば、「緊張して手が震えた」「寝衣のシワがうまく伸ばせなかった」と少し悔しそうな表情を見せる学生もいました。


試験中は各自のタブレットで撮影を行い、試験後に試験監督の教員とその動画を見ながら振り返りを行いました。「改めて動画で見ると、できてない気がする」「もう少しこうすると、もっと上手くいくのではないかな」といった学生自身の気づきがありました。学生と教員の間でのフィードバック、動画の確認による自己の振り返りが、より良い技術の習得に繋がっています。


寝衣交換を含めた基礎看護技術は、看護師となってからはもちろん、後期にある基礎看護学実習Ⅰで患者の方に実践する技術です。実技試験が終わってからも復習を繰り返して、確実に基礎技術を身につけていきましょう!