理学療法学科教員が世界学会で発表!
5月29日・30日、世界理学療法連盟学会が東京で開催されました。日本で開催されるのは1999年横浜での開催以来26年ぶり、2回目の開催です。
今回は理学療法学科の佐々木克尚教員が発表を行いました。発表内容は、本校理学療法学科藤沢千春教員が主導で行っている糖尿病に関する研究です*。

世界各国の理学療法士から質問があり、世界で働く理学療法士の情熱とプロフェッショナルな意識を感じました。しかしながら、日本で行われている先進的な理学療法は世界に引けを取っていないことも強く感じることができました。今回、日本からの発表者も多く、世界の理学療法士と熱い議論を交わしていました。


日本語は、世界の中で2%にも満たない範囲でしか使われておらず、世界で使われている言語のほとんどが英語もしくは中国語です。英語に関していえば、非英語圏の中で日本の英語力は92位と英語教育に関する遅れが指摘されています。https://www.nippon.com/ja/japan-data/h02199/


日本には素晴らしい取り組みをしている理学療法士が沢山います。その一方で、言語の壁によってその取り組みを世界に向けて発信することや、世界の素晴らしい取り組みを取り入れることが妨げられています。今回の学会に参加して、広い世界がある事に感動したとともに、国際交流ができる理学療法士を増やしたいという強い思いを抱きました。
*演題名:Association between visceral fat and skeletal muscle mass in type 2 diabetes patients: A structural equation modeling analysis
(構造方程式モデリングによる2型糖尿病患者における内臓脂肪と骨格筋量の関連性)
Chiharu Fujisawa, Tatsuhiko Matsumoto, Katsuhisa Sasaki,Masahiro Iwamoto