継灯式が執り行われました。
継灯式は、看護教育で大切な儀式であり、ナイチンゲールが夜にランプを持って患者を見守った姿に由来し、ランプを手渡す場面が象徴的です。
この儀式には、看護師としての使命や責任を引き継ぎ、知識や実践を次の世代に伝えるという意味があります。式では、キャンドルやランプが使われ、教員から灯火が学生に手渡されます。
学生たちは、この継灯式を通じて、自分が看護師としての第一歩を踏み出すことを感じ取ります。また、看護師としての誓いを立て、職業倫理や使命を再確認する場でもあります。
学生の胸のピンクのガーベラの花言葉は「前進」です。
2年生は、小児看護学実習Ⅰや基礎看護学実習Ⅱに向けて、事前学習や実習前の演習に取り組んでいます。新たな気持ちで、理想の看護師を目指して成長してほしいと思います。
継灯式の後、参加してくださった保護者の方々に向けて、保護者会を開きました。
学生が作成した動画には、保護者の方々への感謝の言葉が込められており、それを見て涙する方もいらっしゃいました。その後、学生一人ひとりが、保護者の方に向けて書いた手紙を手渡しました。
継灯式後の記念講演会では、「国内外における多職種による医療支援~国際緊急援助隊医療チーム・DMATの活動から~」というテーマで、独立行政法人国立病院機構災害医療センター 診療看護師 高以良仁副看護師長に講演いただきました。
高以良副看護師長は、災害発生時における国際的な医療支援や多職種連携の重要性について、学生がイメージしやすいように活動中の写真や動画を活用して説明くださいました。DMAT(災害派遣医療チーム)や国際緊急援助隊の活動の場で、看護師、医師、薬剤師、技師など多職種が協力し災害医療に取り組む様子は非常に印象的でした。
災害医療の現場での実践的な経験に基づく具体的な事例や、課題への対応策などが非常に分かりやすく、医療支援に関心を持つ学生にとって貴重な学びとなりました。