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公益社団法人　東洋療法学校協会主催「あん摩マッサージ指圧実技評価審査」が鍼灸マッサージ学科3年生を対象に本校では初めて実施されました！

10月実施の「あん摩マッサージ指圧総合実技審査」では本校教員が試験官でしたが、この実技評価は学校協会加盟校の他校教員があん摩マッサージ指圧実技評価委員（以下、試験官）となり評価するものです

この評価は、卒業前までに必要とされるあん摩マッサージ指圧技術の修得や基本的臨床能力の確認を目的に実施されます。また学校協会が派遣する試験官が統一した評価表で評価する事により、養成施設として一定水準の技術力を維持できているかどうか、また評価の一般化が図れるどうかもこの評価を実施する目的となります。

試験内容は、①臨床実技、②触診実技、③基礎実技の3つになります。

まずは、①臨床実技です！

実際の患者を想定した課題に対し、施術説明、誘導、声掛けなど患者対応を評価します。本校の教員が模擬患者となり、試験官が患者対応や姿勢などを観察し総合的に評価します

評価されているというプレッシャーの中、日ごろの臨床実習での学びの成果もあり、声掛けや誘導をスムーズに落ち着いて行なうことができていました

続いて、②触診実技です！

これは、上半身・下半身から触診のランドマークとなるポイントを1ヶ所ずつ触知できるかどうかの評価です

臨床現場では、いろいろな体格の患者に施術を行ないます。正確に骨や筋に触れ、ツボを取る必要があり、施術者にとって触診は大切な技術です

最後に、③基礎実技です！

学生は実際に試験官に対し、指圧とあん摩実技を行い、評価を受けます

試験官に施術するという緊張感が会場内に漂う中、評価は進みます。

まず指圧の課題は、背部への通常圧法。

次にあん摩の課題は、肩上部及び肩甲間部への手掌軽擦、母指揉捏法、叩打法と曲手。

すべて基礎となる手技で、修得には練習が必要となります。特にあん摩の曲手「突手（つきで）」を上手に行なうには、かなりの練習が必要です！

学生は授業開始前や放課後などの時間を使い、一生懸命に手技の確認と練習を行なっていました

また評価後には、個々の学生が試験官から良かった点や改善点などフィードバックをいただきました。これまでの練習やフィードバックを今後の臨床実習に必ず活かしてくれることでしょう

学生にとっても、教員にとっても今回の実技評価審査は良い経験、良い刺激になったと思います

総評いただいた内容を教員間で共有し、学生指導に活かしていきたいと思います

皆さん、お疲れ様でした！次は国家試験に向けての勉強を頑張りましょう！